COTEN RADIO「フランス革命」のメモ
https://www.youtube.com/watch?v=NOiX7j7nbK8
人権、生存権、自由などの現在の当たり前が作られた革命
1789年7月14日から1795年8月22日にかけて起きた
理念(イデオロギー、理想)に命をかけて行動して世界が変わっていった
しかし、めっちゃ失敗して色んな人を殺しまくって、誰も想像していなかった結果に着地する
https://www.youtube.com/watch?v=rl7nSTrTeSA
経緯
フランスが財政破綻する
大航海時代、戦争して、植民地にする、経済が良くなる
イギリスとフランスの二強になる
イギリスが産業革命を起こしてフランスが劣勢になる
啓蒙思想
ユーラシア大陸とアフリカ大陸だけが世界だった
キリスト教とかもそれが前提だった
新しい大陸を見つけて、今までの説明が通じなくなった
知らない大陸、知らない人間、知らない文化、アダムとイブの子供なん?
相対化することでキリスト教の考え方から脱却していく
王権って本当に正しいの?ルソー
権力者やキリスト教以外の考えを広めること自体が犯罪だった時代
ちょっとずつ資本主義が出てきてた
金持ち(ブルジョワジー)が出てきた
技術が向上して余裕が出てくるようになった
貴族は特権を持っていた
税金が90%あったが免除されたり
売れるものを制限できたり
儲けたお金を取り上げることができたり
財政破綻した時に、金持ちの不満が爆発する
フランス革命がフランスで起きた理由
イギリスの方が王権から議会制になるのは早かった。そして産業革命を起こせた
フランスは一部の大金持ちは貴族になれるので変革しづらかった
しかし長い間の不満が爆発し、徹底的に革命した
4つの勢力
農民:パンをくれ
金持ち:経済的自由
貴族:王様の権力を下げろ
王:自分の権力を守りたい
これらが複雑に絡みあって、最後にそれをナポレオンがめちゃくちゃにする
https://www.youtube.com/watch?v=3t9yRIyXl1w
ルソー
思想家(ニート)
社会契約論がフランス革命のバイブル
孤児、子供の時にDVを受ける
理不尽への反抗とマゾに目覚める
女性の前で露出したりして、その時の気持ちも自伝に残っている
バイトとかも続かない、騒ぎを起こしたりするが、本をたくさん読む
バランス婦人にヒモする
孤児で愛に飢えていたルソーは夫人の事を「ママン」と呼び始める
愛人関係のようになっていき、婦人に筆おろしされる
その時のことも自伝に残しており「近親相姦のようで最高だった」とあるらしい
宿屋のメイドと結婚する
5人の子供を産むが全員を孤児院に送ってしまう
当時親のいない子供の生活は厳しかった。
40代ぐらいで社会契約論を書く
スゴい立派な論理だが、スゴい変態が書いている
現代は高潔なことを主張する人に高潔な行いを求めがち
子供を孤児院に送ってしまう面もあるが、人権が主張されて多くの子供たちが救われているのも事実
単純にルソーをクズだとも言えないし、素晴らしい人間だとも言えない
https://www.youtube.com/watch?v=Q-kkq2aZt2o
どう進行していったか
財政破綻
イギリスが産業革命を起こし、品質の良くて安い製品を、無制限に輸出できる条約をフランスと結ぶ
結ばなかったら戦争するぞと半ば脅しながら条約を迫ったらしい
貧乏になる
財務大臣が資本主義にして財政を回復させようとした
しかし貴族の特権がなくなってしまうため、国の事をなどを考えず邪魔をする
箱入り娘のマリーアントワネットに吹き込んで失脚させたりする
アメリカは独立戦争
独立宣言の内容がフランス革命にも影響したりする
すでに貧乏なのにアメリカの支援で金を渡している
借金が2倍くらいになる
空気税とかあった
貴族や聖職者の特権階級から税を取るしかないが、邪魔される
イエスマンだけを選んだ名士会で拒否される
財政破綻などを起こしているため王権が下がっている
貴族が三部会を提案
聖職者、貴族、平民で一票ずつ持って、多数決で決める
特権階級が2票持っているので、ゴリ推せる
しかし平民は意見を言えるようになることで盛り上がる
啓蒙思想と合わさって盛り上がる
40日揉め続ける
議会を封鎖させられる
球戯場で議会を始める
脅されても、イデオロギーに命をかけてるから簡単には屈しない
https://www.youtube.com/watch?v=KF11h8fv-Q0
ルイ16世が軍隊とか集めちゃう
平民たちが武器とかもなく農具で蜂起する
殺されそうな恐怖
イデオロギー
餓死する
バスティーユ牢獄の襲撃
武器と弾薬を要求するため、弾薬類が運び込まれたというバスティーユへと向かった。
30m の塀に大砲とかも並んでいる、バスティーユを落とせるはずがない
でも落ちる
バスティーユ側も平民出身が多いし、イデオロギーも分かるし、殺したくない。
交渉をするために司令官が開城する
交渉が長びく中、要塞の外では群衆の数がふくらみ、興奮状態が高まっていった。
代表たちがなかなか出て来ないために人々の間には不安と苛立ちが高まり、2人の男が塀を乗り越えて侵入し、司令部の中庭に通じる第一の跳ね橋を落とした。
これを皮切りに群衆が中庭になだれ込み、恐怖にとらわれた守備兵が発砲して戦闘が始まった。
司令官を殺して勝利に沸き立つ
バスティーユに続いて全国的に蜂起が起きる
封建的特権の廃止
貴族の特権を廃止することを、貴族に宣言させる
フランス人権宣言
自由で平等、圧政への抵抗、所有権、国民主権、法の前に平等、三権分立
王様をベルサイユ宮殿からパリに連れ去る
https://www.youtube.com/watch?v=5cyc8zJJbUg
ヴァレンヌ逃亡事件
パリから、マリーアントワネットの実家のオーストリアに逃げているところを捕まる
王様は神聖視されていたが、民衆が失望しキレる
オーストリアとの開戦
マリーアントワネットの実家のオーストリアに助けを求める
オーストリアは革命が怖かったから放置することに決める
体裁を保つために「これこれの条件を満たしたら戦争するぞ」と返信する。ピルニッツ宣言
外交官同士ならば「こんな条件が満たされるわけない、体裁を保ちたいだけか」と分かる
しかし若い人を中心に革命したばかりの未熟な政府はこれを真に受けて、オーストリアが攻めてくると勘違いした
立憲君主制
戦争の準備をするために急いで憲法を制定した。
当時優勢だった立憲君主制(共和は勘違い?により虐殺される)を元に憲法が作られる
王様は戦争に負けて今の体制を壊してほしいため、立憲君主制の中で最大限に邪魔をする
フランスは戦争の準備を整えたが、オーストリアが攻めてこないのを不思議に思っていた
様子見に徹するか、こちらから攻めるかで意見が割れていた。
そこで王様が持っていた大臣の任命権を使って、開戦派の人たちを任命し、開戦に導いた
商人の派閥など戦争することで儲けられる人たちが私欲で開戦をしたがっていた
ロベスピエールは無私で開戦に反対していた。
革命したばかりで基盤が整ってないうちに戦争してもダメ
今いる将軍たちは革命に反対派だったり、亡命していたりするので、戦争しても勝てない
いざ戦争が始まるとロベスピエールの言っていた通りに負けまくる
このことでロベスピエールは信用を得ていく
戦争中では議会の決定を全て拒否して、決定を遅らせた
王様は議会で承認されたことを一度だけ拒否できる
再審議は6ヶ月後に可能で、そこで承認されたら王様は拒否できない
情報をオーストリアに流したりする
ついに民衆がキレて、王様を幽閉し、共和制の流れへ
https://www.youtube.com/watch?v=mra61k4wzgY
終戦
王様の死刑
議会で王様を死刑にするかが話し合われる
憲法で「王様は神聖であり不可侵」とあるので死刑になんて当然できない派と、
人権などを宣言しておきながら「王様の存在自体が平等の理念に反している」と感情論による死刑派に分かれる
議会が未熟故に感情論が通りやすかった
最終的に 361 票 vs 360 票で死刑が決定する
この1票差で歴史が大きく変わった
ルイ16世とマリーアントワネットの人間的成長
マリーアントワネットはルイ16世を軽蔑していた
7年ぐらい子供も生まれない
愛人をたくさん作り遊んでいた
ルイ16世は幽閉されても死刑が決まっても何も変わらない。
尊敬の念が芽生え、互いに愛し合うようになる
ルイ16世の発言
処刑される前に「自分は死ぬけど、それがみんなにとって良い結果になることを望んでいます」的な事を言う
マリーアントワネットの発言
「人間て辛い事を経験して、初めて深みを増すよね」的な事を言う。
今までだったら絶対言わない。
https://www.youtube.com/watch?v=3m3DFuhX1c4
ヨーロッパ中の君主国から宣戦布告される
人権宣言を無期限延期し、強権を発動させる。
恐怖政治へ
ロベスピエール
努力家
徳を大事にする
人権なども大切にする
民衆の評判も高い
権限を委譲していく
ちょっとでも反論したら死刑にしていく
処刑されそうな人たちが結託して、ロベスピエールを処刑する
その後にナポレオンが出てくる
https://www.youtube.com/watch?v=gWdeqktXUsA
軍隊の価値が上がった
対仏同盟
民衆の人気のロベスピエールも処刑して、実力行使
ナポレオン
対仏同盟は7回組まれるが全部勝つ
失敗も結構してるらしい
戦争中にも内政してた
ロシア?に45万人の軍隊を1万人ぐらいまで減らしてしまった大失敗から飛ばされてしまう
外敵がいなくなって、ナポレオンが必要とされなくなった経緯があるのかも
ロベスピエールも人権とかを訴えておいて人を殺しまくっている
けれどそこを非難したってしょうがない
人間は多面的で矛盾しているもので、ロベスピエール以外にもいる
一つの尺度だけで測れない